七草粥
新年明けましておめでとうございます。
正月七日の朝は、七草粥を食べて祝う行事があります。
スーパーなどで七草がセットになって売られていますが都会生活の中では嬉しい事です。
それと同時に七草を刃叩きする囃ことばもご存知の方も少なくなってしまったのも
寂しい気がいたします。正月の七日の朝、囃ことばを拍子に乗せて七草を刃叩きする音は、
人間生活にうるおいのある物にしている事が感じ取られ、また、子供たちから
一つずつこうした感性が消えてゆくのは淋しい事でもあります。
特に日本料理の料理人は、その背後に料理人の豊かな感性なくしては
作る事が出来ないものです。
五節句の中、正月だけは人日(正月十五日)と言って同じ数字がかさならない日でもあり、
松飾を取る日でもあります。昨年の飲食業界の不祥事が二度とおこらぬよう、
なお一層の努力と探究心を忘れずに、料理道に励んでいき
年頭の挨拶に代えさせて頂きます。
旬の味 十四郎
料理長 後藤 康宏